BS-TBSで放送されている林修の世界の名著。
名ゲスト、名作揃いの1~5回です。
素敵な名著に出合えますように。
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⇒「林修・世界の名著」本・ゲスト、全放送まとめ
番組で紹介された名著たち
第1回「戦争と平和」トルストイ(ゲスト:舛添要一)
・舛添要一は政治家・東京都知事。
・トルストイは帝政ロシア末期の小説家。1〜4巻の長編です。
戦争における心の変化、愛と厳しさなど、さまざまな人間哲学が詰まった作品。
ナポレオンの時代に生きたロシアの人々の感情や様子が見えてくるような気がします。
この作品の最大の魅力である”壮大なスケール感”に身を任せて読んで欲しい。
(3冊目あたりから哲学演説のような文章が多様されるし、登場人物も多いので、頭で考えて読んでいては到底ついていけなくなるため)
簡単な小説とは言わないが、流れに乗れたら涙が出てくるほどに入り込めるはず。
以下、Wikipediaより概要です。
”19世紀前半のナポレオンによるロシア遠征とその失敗、アウステルリッツの戦いやボロディノの戦いなどの歴史的背景を精緻に描写しながら、1805年から1813年にかけてあるロシア貴族の3つの一族の興亡をピエール・ベズーホフとナターシャの恋と新しい時代への目覚めを点描しながら綴った群像小説である。また登場人物の一人「ピエール・ベズーホフ」が、著者の分身と見られ、彼の没落していくロシア貴族から、大地の上で強く生き続けるロシアの農民の生き様への傾倒へと続く魂の遍歴は、著者の心の動きの反映とも言われる。”
第2回「雨月物語」上田秋成(ゲスト:荒俣宏)
・荒俣宏は博物学者、図像学研究家、小説家、収集家、神秘学者、妖怪評論家、翻訳家、タレント。
・上田秋成は江戸時代後期の読本作者、歌人、茶人、国学者、俳人。
この放送が面白かったので、単独記事を書きました。
よければどうぞ⇒ビブリオマニア・荒俣宏に学ぶ「雨月物語」
第3回「トニオ・クレーゲル」トーマス・マン(ゲスト:坂東眞理子)
・坂東眞理子は日本の評論家、昭和女子大学学長。元官僚。
・トーマス・マンは(1875年-1955年)はドイツの小説家。1929年にノーベル文学賞を受賞。
父から受け継いだ市民気質に悩むトーニオが、自分のあり方を模索しながら生きる姿を描いた作品。
以下、Wikipediaより。
舞台は20世紀初頭の北ドイツの町リューベック。裕福な商人の息子であるトーニオ・クレーガーは、文学趣味を持つ少年である。北ドイツ的な堅実な気質の父の血と並んで、芸術家的な気質を持つイタリア出身の母の血を受け継いでいたからだった。そのため、堅実で実務的な家庭の少年が多いギムナジウムの中では浮いた存在であった。・・・・・”
第4回「ファーブル昆虫記」ジャン・アンリ・ファーブル(ゲスト:養老孟司)
・養老孟司は日本の解剖学者。東京大学名誉教授。専門は解剖学。神奈川県鎌倉市出身。
・ジャン=アンリ・カジミール・ファーブルはフランスの生物学者。詩人。昆虫の行動研究の先駆者である。
子どもの頃が懐かしくなりますが、大人になっても、面白い。
例によって何冊もシリーズがありますが、ちょこちょこ買って溜めるのもまた良し。
以下、Wikipediaより
”この本は第1巻が1878年の出版で、以降約30年にわたって全10巻で出版されたものである。内容は、彼が若いときから手がけたさまざまな昆虫の習性、およびそれを知るための彼の行った研究について記した物である。ただし研究論文のような体裁はとらず、読み物的な語り口と、擬人化した表現が多い。
この本は科学書ではなく、むしろ一般的な読み物として評価が高くなり、ロマン・ロランやメーテルリンクなども愛読者であったという。彼は最晩年に高い評価を得、その偉業をたたえる記念式典が1910年に行われたが、それらはこの著書のためである。その内容には科学的に重要なものも数多いが、彼がノーベル賞候補に上がったとき、その対象は文学賞であった。”
第5回「史記Ⅰ本紀」司馬遷(ゲスト:金田一秀穂)
・金田一秀穂は言語学者。専門は日本語教育・言語行動・意味論。現在は教授あれこれ。
・司馬遷(紀元前145/135年? – 紀元前87/86年?)は、中国前漢時代の歴史家で、『史記』の著者
中国・古典・司馬遷です。
日本には中国文化がたくさん入ってきてます。読むと意外と面白い。
以下、Amazon商品説明より
”中国の古典中の古典ともいうべき『史記』の全訳。「本紀」は、黄帝から秦の始皇帝の全土統一を経て、漢の武帝時代にいたる、歴史における帝王の系譜。”
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