「料理本を見ないと料理が作れません」
「レシピ通りに作ったはずなのに、上手く作れません。」
そんな、料理がちょっとだけ苦手な人のために。
~料理下手にレシピ本は必要か、疑問な理由~
『料理が下手な人はどうすればいいのか?』
インターネットや本、あれこれ調べると”料理本通り、きっちり量って作りましょう”という文言をよく見かけます。
しかし、果たして本当にそうなのでしょうか?
「クックパッド」で見る”下手な人は下手”という現実
「クックパッド」という一般人がレシピを投稿するサイトがあります。有名ですよね。
「クックパッド」の機能はレシピを投稿するだけではありません。
レシピを見て作って見た会員が、自分の料理の写真と感想をレポートします。
これは『つくレポ』と呼ばれていて、人気レシピは何百ものレポートが掲載されています。
私が言いたいこと、クックパッドを見たことある人はお気づきかと思います。
言葉は悪いですが「よくこんな見た目の料理投稿できるなあ」と思うような、悲しい写真がたくさん投稿されています。中には奇抜過ぎて面白いものもありますが(笑)
人気レシピは”みんなが美味しく作れたから人気になったレシピ”です。
それでも作れない人は作れない。それが現実です。
「見た目は悪いけど味はいいから…」
それは申し訳ないけど認められません。
少なくとも私がそう言われて抜群に美味しかったことなど一度もありませんから…。
じゃあ、一体何が悪いの??困っちゃいますね。
(本人や家族が納得して美味しく食べているのなら問題はないと思いますが。)
タレを使っても上手く作れない人々
「あれ?今日いつもと違くない?」
チェーン店で何度か食べたことのある定食、いつもより美味しくない…。
こんな経験ありませんか?
そうです、それを作ってる人が問題なのです。
私は料理店で仕事をしたことがあります。
中でもェーン店は、切り方・加熱時間・味付けなど調理方法が全て詳細に指定されていて、味付けは本部で考えられた既製のタレを使用していることがほとんどです。
それでも上手く作れない人がいるのです。
では味付けの意味って何のでしょうか??
何やらそこに大切なヒントがありそうです。
料理本は誰に向けて作られたもの??
料理が下手な理由が「味付け」でな無いならば…
問題は「加熱の仕方と切り方」に限られます。
”弱火で煮る、さっと炒める、水分を飛ばす、細切りにする、いちょう切りにする…”
料理本でよく見る文言です。
上手く作れない理由が、ここにあるとしたら、
料理下手=味付け以外の料理の基本が出来ていない人
と言うことになります。
これではいくら材料を揃えて量ったところで、素材の良さを殺してしまう調理しかできません。
レシピに載ってる美味しそうな写真みたいに作れるわけがないのです。
味付け以外の基本的な部分て、実は凄く大事なことなんですね。
ということは、多くの料理本は、基本が出来ている主婦に対して作られたものであり、毎日考えるメニューの手助けをしてくれたり、料理に幅を持たせる手助けをしてくれるもの、と考えるのが妥当だと思います。
料理下手な人でも失敗しない魔法のレシピではないのです。
まとめ
料理下手に料理本が有効とは言えません。
たいして料理をしたこともないような男の人が書いたと思われる、インターネットの文章に騙されないようにしましょう。
続きはこちら⇛料理下手=味付け下手なのか?
料理下手さんにおススメの料理本はこちら⇛土井善晴の基本を学べる料理本〜美味しいと言われる料理になる5冊〜