灰苔をもらってきました。干からびてカピカピになったやつです。
苔は種類によって再生できるらしく、それを見てみたいと思いました。
苔の飼育は長い年月を必要とするため、その本当の良さが分かってくるには一年以上かかると言います。
原始的な植物というのは、不思議な魅力があります。
枯れても復活する程強く、とても壮大な時間軸で生きているのですから、その辺の植物などは、てんで相手にならないでしょう。
毎日を消化しながら生きている人間なんて、なおさらです。
だからこそ、その凄みを体感したいと思います。
室内・室外2カ所に設置
もう一つは、室内の半日光で観察します。
どちらが優勢か、楽しみに観察していきたいと思います。
苔と言えば、「気のいい火山弾」
宮沢賢治の童話です。思い出しました。
何を言われても怒らない、気のいい火山弾のお話です。
ストーリー
死火山のふもとに「ベゴ」という大きくて、黒くて、丸い形の火山弾が長いこと座って居ました。
ベゴとは、周辺にたくさん居る”割れて角のある火山弾”たちにつけられたあだ名で、気のいいベゴは、割れた火山弾や、周辺の植物にバカにされて毎日を過ごします。
そのバカにしている植物の中に、苔がおります。
この苔は、なんと、ベゴの頭の上に生えてます(笑)
しかしある日、大学の地質学研究員の人間がやってきて、みんなの前でベゴを絶賛します。こんなに綺麗な標本は他にない、と。
そして人間たちはベゴを連れていく、という”みにくいアヒルの子”的なお話です。
苔がどうなったかは、ここでは言わないことにしましょう。
とにもかくにも、我が家のコケちゃんは、もっと謙虚で優しい子であって欲しいですね。
見た目はとっても謙虚だと思うんだけどなぁ。
あ、枯れてるだけですね…