専門書というより、なんだか少しほっこりする本や、生物愛を感じる書籍を集めました。
頭でっかち知識バカより、動物バカが好きです。
人間・ウイルス編
世界を変えなかった13人
世界最長のパノラマ画家、地球空洞説の提唱者、驚異の放射線「N線」の発見者など、大きな夢と才能を持ちながら歴史に名を残せなかった人々に光を当て、数奇な生涯を紹介した好読物。
そうそう、こういう人たち、知りたかった。
巨大ウイルスと第4のドメイン
”新しい生命の形”と呼ばれたパンドラウイルス。その姿は、それまでのウイルスとは大きく異なっていた。ウイルスでもない。生物でもない。そもそも、「生物」とはいったい何なのだろうか?最先端のウイルス研究が「生物とは何か」をあらためて問い直す。
単純な生物ほど、本質を考えさせられる。「生きている」ってどういうこと?という1冊。
おもしろ動物編
ハトはなぜ首を振って歩くのか
ひたすら”ハトの首振り”について、ユーモラスに読みやすく書かれた一冊。見慣れたハトだが、居ると気になる存在。
スズメ つかず・はなれず・2千年
あ!スズメだ!愛くるしくて、切ない鳥、スズメ好きさんはぜひ。この手のスズメ書籍の中では断トツ。だと思います。
ペンギンが教えてくれた物理のはなし
観察が難しい動物たちに超小型のカメラや記録計を取り付け、データから行動や生態を調査し、その多様でダイナミックな動きから、背景にある物理メカニズムを読み解き、その進化的な意義に迫る―
臨場感あふれる言葉と、くだけた面白い語り口が読みやすい良書。
行動生物学編
サルなりに思い出す事など
ストレスの科学を研究すべく、理不尽だらけの東アフリカの国へ赴いた若き科学者を待っていたのは…。観察対象のヒヒたち、アメリカ人の霊長類研究者、土着の人々が三つ巴で繰り広げる、スラップスティックな日常を綴る。霊長類全員が可笑しくて愛おしくなる、絶品メモワール。
子供の頃、「大きくなったらマウンテンゴリラになる」と言っていたという著者にぐっと引き込まれる面白い一冊。
ヒトはなぜのぞきたがるのか
のぞき趣味の原点は?男の暴力はホルモンのせい?性の好みは生まれつき?宗教の起源は精神疾患?…斬新な視点から読み解く、人間の謎と不思議。
エッセイのように、気軽に読んで欲しい1冊。
まとめ
動物は、人間のおもしろさをも引き出してくれます。
高速で首を回すスズメ。
ああ、かわいい。