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花火大会といえば『浴衣』の知識②〜着こなし・着姿・立ち居振舞い〜

 2015/07/27  

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着姿で気をつけたいこと

浴衣は洋服で言うと”パジャマ・ルームウェア・近所のスーパーに行くジーパン”です。

なのに浴衣は洋服に比べて華やかなもの、と勘違いしている若い娘をよく見ますが、逆なんです。

浴衣は慎ましやかなものです。

そのことを踏まえて、浴衣の際に気をつけたいことをまとめました。

浴衣の髪

派手になりすぎていませんか?

浴衣なのに髪をモリモリに盛って、まるでパーティーに行くかのような髪型をしている女性を目にします。

ですが、浴衣はカジュアル。とれだけ華やかな柄でも、浴衣は浴衣。派手な柄のTシャツで髪だけよそ行きにしているのと同じこと。髪飾りだって、何でもかんでも頭に挿すのはちょっとねえ…です。

まとめ髪に飾りが”ちょこん”とのっているから美しいのです。

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浴衣の衿

前を開き過ぎたり、後ろを抜きすぎてはいけません。

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若い子(特に20代)は上の二枚の写真ぐらいが普通で、歳を重ねるにつれ、少しだけ開けて着るようになります。

”うなじ”を綺麗に見せて色気を出したいのも分かりますが、それは品の良くない行為です。

なぜなら…

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花魁・遊女が着物を着る時と同じようなのような行為だからです。

洋服でも胸元を開きすぎたシャツを着ている女性、見ていておかしいですよね。
自分から見せにいくようでは、色気もへったくれもありません。

浴衣の着丈

お母さんのお下がりツンツルテンは、格好悪いです。

確かに浴衣は着物より短めの丈で着るのが一般的ですが…
短かすぎると昔の農民の子供みたいです。(農民の子をバカにしているわけではありません。)
おはしょりだって、短いと貧乏臭く見えます。

02

着物と同じように、浴衣も自分似あわせたサイズに仕立てるのが普通です。
市販のものでも、自分の身長や腕の長さ、胴回りにあったものを購入します。

お下がりバレバレは、浴衣をお洒落のつもりで着るなら勿体ないですよ。
私なら洋服の方がマシだと思っちゃいます。

逆に、かかとが全て隠れるくらい長く着るのもだらしなく見えてしまいます。着物の場合は短く着ると貧乏くさく見えますが、浴衣は逆です。浴衣は着物とは違いますので、ご注意を。

浴衣の立ち居振る舞い

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①”かかと”から歩かない

つまずかないように、つま先からスッスッと小さく歩きます。この時、内股だと綺麗に見えやすいですが、あまりに内股だと、これまた花魁歩きになってしまいます。

②背筋を伸ばす・アゴを引く

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写真の女性は少し前傾ですね。

背筋を曲げると良くない理由は、見た目の問題だけではありません。

最初に着付けるとき、胸前と背の部分が”ピン”と張るように着つけているはずです。ですが、姿勢を悪くしていると前後の浴衣地が上がってきて膨らんでしまいます。写真の女性も少し前が膨らんでいます。

前と後ろがガホガホになった着姿は美しくありませんし、着付けの性質上、簡単に戻すのは難しいです。

アゴを引くには、重心を少し前に置くとバランスが取れやすくなります。

③クネクネしない

浴衣で動く時はお尻から上は真っ直ぐが基本です。

立っている時、腰の重心を左右にずらしたり、片方の脚を投げ出している人が居ますが、クネクネも”花魁”です。

下の物を取るときも、腰を曲げずに片足を少し後ろへひき、膝を曲げて手を下にのばして取って下さい。
タイトスカートを履いたときにやる、あれと同じです。

しゃがむ

④食事用にハンカチを

店で席について食事をする時は、ハンカチを前衿がクロスしているところに挟んで広げると胸前や帯が汚れにくくなります。うまく挟めない場合は帯に挟んでもいいですが、汚れやすいのは胸前ですのでお気をつけて。

当然ですが、脚は組まない、座る時は浅く腰掛けて帯を潰さないようにしましょう。

本文はここまでです。

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カジュアルだからと崩しすぎる人

「浴衣はカジュアルだから、あえて着崩すぐらいの方が、着慣れている感じが出ていいんだ!」

と主張している女性を見たことがあります。
なるほど、胸前と後ろがゆるゆる、ガボガボ。裾もキレイに周っていない。
旅館で着ている浴衣のような雰囲気でした。

皆さんはこれ、着慣れていてかっこいいと思いますか??

私は思いません。ダルダルに伸びたTシャツを着て外を歩いてるようなもんだと思います。

可愛さ余って母は嘘つき

母は娘に実年齢より若いものを着せようとします。
着物の仕事で出会ったほとんどの人がそうでしたから、間違いないです。

落ち着いた着物を着れば「地味」と言い、
派手なものを着れば「このくらいがちょうど良い」と言います。

しかしそう思っているのは母のみなので、気をつけて下さい。

母の知識って本当?

着物のことで分からないことがあると、つい母親に聞きたくなりますよね。
で、母親がスイスイ答えてくれると「へー、すごいなあ」なんて思ってしまいますが、間違えていることが多いです。気をつけて下さい。

今の50〜60代の人たちでも、洋服を着て育った時代でかなり曖昧な知識しかありません。

お茶や踊りを嗜んでいて、よほど詳しい人じゃない限りは怪しいと思いましょう。