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サイコパス度チェック〜NHKケビン・ダットンの講義〜サイコパスから仕事を学ぶ

 2015/08/08  

NHK「心と脳の白熱教室」でサイコパス研究で有名なケビン・ダットン氏の講義が放送されました。

今回の講義は、サイコパス的特性をうまく活用することで、人生に役立てることができるという内容です。そこで放送された

  • 簡単サイコパスチェック
  • サイコパスの実験3つ
  • 仕事とサイコパスの関係

をご紹介します。

ちなみに私は自分が思っていたのと逆の判定結果でした。みなさんも自分の性質を見つめ直すきっかけになるかもしれません。

反社会的人格の一種を意味する心理学用語を精神病質(サイコパシー)と呼び、その精神病質者をサイコパスと呼ぶ(引用:Wikipedia)

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ケビン・ダットンによるサイコパスの分析

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サイコパスは、身近な異常人格者

ケビン・ダットン氏による系統学的傾向によると、サイコパスは凶悪殺人犯のイメージが強いですが、その多くは日常に潜んでいる人間の中にいるとされています。

サイコパスの特徴

サイコパスの代表的な特徴は以下の通りです。

  • 良心の異常な欠如
  • 他者に冷淡で共感しない
  • 慢性的に平然と嘘をつく
  • 行動に対する責任がとれない
  • 罪悪感が皆無
  • 自尊心が過大で自己中心的
  • 口が達者で表面上は魅力的

※サイコパスの多い職業トップ10

  • 1位CEO(最高経営責任者)
  • 2位弁護士
  • 3位芸能人
  • 4位営業マン
  • 5位外科医
  • 6位ジャーナリスト
  • 7位警官
  • 8位聖職者
  • 9位料理人
  • 10位公務員

※サイコパスの少ない職業トップ10

  • 1位介護師
  • 2位看護師
  • 3位セラピスト
  • 4位技術者
  • 5位美容師
  • 6位ボランティア
  • 7位教師
  • 8位アーティスト
  • 9位医者
  • 10位会計士

医者にサイコパスが少ないのに、外科医に多い
芸能人やTV関係者にサイコパスが多いのに、アーティストに少ない
公務員・警官に多いのに、教師に少ない

このような面白い傾向も見られます。環境によって求められる資質が違うでしょうから、当たり前と言えば当たり前ですが。

また”サイコパスの多い職業トップ10”は、憧れる人が少ない職業と言えるのではないでしょうか。大変そう、苦しそうな仕事が簡単にイメージできてしまいます。

(ちなみに”少ない職業”の方は、私が絶対やりたくないと思っていた職業ばかりでした…。ひねくれ者?)

サイコパス度テスト

test
では、サイコパステストです。
これから11の質問をします。

自分がどの程度当てはまるか、以下の4段階で回答し、合計点を算出して下さい。

  • 0点=まったくあてはまらない。
  • 1点=あてはまらない。
  • 2点=あてはまる。
  • 3点=非常に当てはまる。

メモの用意はよろしいでしょうか。

では、質問を始めます。

サイコパステスト(11問)

  1. 事前に計画することはほとんどない、行き当たりばったりのタイプである。
  2. バレなければパートナー以外の人と浮気をしても良い。
  3. もっと楽しい予定が入った場合、以前からの約束をキャンセルしても良い。
  4. 動物が傷ついていたり、痛がっていたりするのを見ても全く気にしない。
  5. 高速で車を運転したり、ジェットコースターに乗ったり、スカイダイビングをすることに興味をひかれる。
  6. 自分の欲しい物を手に入れるためには他人を踏み台にしても構わない。
  7. 私は非常に説得力がある。他の人々の望むことをさせる才能がある。
  8. 決断を下すのがとても速いので、危険な仕事に向いている。
  9. 他の人々がプレッシャーで潰れそうになっていても、自分は落ち着いていられる。
  10. もし私が誰かをたますことに成功したら、それはだまされる側の問題である。
  11. 物事が間違った方向に行く場合の多くは、自分ではなく他人のせいである。

サイコパス度の判定

まずは自分の合計点を算出し、自分の点数が以下のどの項目に当てはまるか、照らし合わせて下さい。

  • 0~11点=とても低い
  • 12~17点=低い、平均以下
  • 18~22点=平均点
  • 23~28点=高い、平均以上
  • 29~33点=極めて稀。異常に高い

どうでしたか?どのくらいの数の人が、自分と同じ点数なの気になるところですね。

講義会場の点数割合

ダットン氏の講義会場には30~40人程の人がテレビに映っていましたが、23点以上は1人だけでした。12~17点が最も多く、次に18~22点の人が多いように見えました。

ダットンも高得点を出したそうです。

(ちなみに私は25点でした。関連記事はこちら⇒サイコパステスト25点から自分を考えなおす。)

「サイコパスが長けているもの」実験3つ

ダットン氏が言うには、サイコパスは他人の表情を読み取る能力に長けているという特徴があるのだそう。

故に人の弱みを察知する能力が高く、殺人などの犯罪を犯す時も相手を選ぶのに迷わないそうです。恐いですね。

以下の3つは、ダットン氏が実際に行った実験です。

  • 赤いハンカチを隠している人は誰か?
  • 表情を読み取れるか?
  • トロッコのジレンマ


実験では彼らがどれたけその能力に長けているか、冷酷かを判断しています。

赤いハンカチの実験はできませんが、2つ目と3つ目の実験は参加できます。
挑戦してみて下さい。(あまり時間をかけずに行うこと)

1、赤いハンカチの実験

ダットン氏が学生を対象に行なった実験です。

学生30人を以下の2つのグループに分けます。

①サイコパス度の高い15人
②サイコパス度の低い15人

まずこの2つのグループ、合計30人が一つの部屋に待機しています。

次にその前を5人の男が順番に通過していきます。
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その中に、1人だけ赤いハンカチを隠し持って通過する人がいます。

5人の中で誰がハンカチを隠し持っているのか。

学生には表情や雰囲気から推察してもらいます。

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すると、次のように正解率に差が見られました。

グループ①⇒正解率70%
グループ②⇒正解率30%

倍以上の差が出る、という結果が得られたのです。

2、表情を読み取る実験

次は一緒に参加してみて下さい。

以下の5枚の写真を見て、写っている人の心理に最も近いものを当てる、という実験です。(見難くてすみません)

あまり時間をかけず、感じたままに判断して下さい。

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この問題は、講義会場の人で全問正解した人はごく少数でした。

【正解】
上から順に・・・
楽しそう、夢想している、反抗的、後悔している、固執している

です。

どうですか?これはかなり正解率に差が出るようです。
(私は全問正解でした・・・。)

3、トロッコのジレンマ

皆さんも考えてみてください。

◆第①問◆
下の写真のように、トロッコが走っています。
このまま真っ直ぐ進むとその先で倒れている5人をひいてしまいます。

image

ですが、あなたがレバーを引けば方向転換することができます。
しかしそれでは別のレールに倒れている1人をひいてしまいます

【質問】
この時、あなたはレバーを引きますか?引きませんか?

※では、このまま次の質問へ進んで下さい。

◆第②問◆
今度はレールが1本しかないトロッコです。
あなたはレールの上を渡している歩道橋の上に立っています。

image

後ろからはトロッコが来ているので、このままでは前方に倒れている5人がひかれてしまいます。

ところが、あなたの横には巨漢が1人立っており、この巨漢をレールの上に突き落とせば、5人を助けることが出来ます。

image

【質問】
あなたは、巨漢を突き落としますか?突き落としませんか?

以上で質問は終わりです。

ダットン氏によるトロッコのジレンマの解説

ダットン氏によると、①の質問ではサイコパスもそうでない人も「レバーをひく」と答えるのが普通だそうです。②の場合、多くの人間が突き落とすか悩みます。

ところがサイコパスの場合は全く悩まずに突き落とす方を選ぶという傾向が見られるのです。

もう少し詳しい解説がありました。

①のケースは非個人的ジレンマ(冷淡な共感)と呼ばれ、人間の合理的思考と関わっています。一方、②のケースは個人的ジレンマ(温情の共感)と呼ばれ、他人の感情を自分のもののように感じるかどうかというもので、脳の扁桃体が大きく関与します。

実は非個人的な問題(合理的思考)においては、サイコパスも他の人と同じような脳の働きをしています。ところが、個人的な問題になるとサイコパスは全く違います。普通の人は、非個人的な問題を個人的なものへと移行する瞬間、脳の感情領域である扁桃体それに関わる脳回路が働きます。

しかし、サイコパスは普通の人のように脳が働かず、脳の闇の中で処理が行われます。そのため、感情と行動を切り離した行動を起こせるのだそうです。

ダットン氏が考えるサイコパスと仕事

ダットン:サイコパスであるかどうかは「0か1か」「白か黒か」のようにはっきり出来る問題ではなく、身長や体重のように人によって千差万別で、度合いに違いがあるだけと考えて下さい。我々はみんな同じ一本の線上のどこかに立っているのです。この度合いは、自分の状況によって、音楽のボリュームの”つまみ”のように変化します。

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ダットン:仕事においては、サイコパス的な素質を自分の平均値より高く設定しなければならない職種があります。もし仕事に必要な能力を持っていて、尚且つその仕事に必要とされるサイコパス的特性を持ち合わせているのなら、持っていない場合に比べて成果が上がるだろう、ということです。

(もしサイコパス的要素がなくても、嘘とハッタリで乗り切ることができる。とも言っていました。極悪犯罪者に多いパターンだそうですが…)

何かを上手くやるためには、2つのことが必要

ダットン:何かを上手くやるために大事なことは2つあります。まず1つは「能力」、もう1つは、「能力を最大限に能力を発揮できる人格」です。

ダットン:例えば、ある人に悪いニュースの電話を掛けなければならない場合があったとします。

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ダットン:先延ばしにしてしまう人・グズグズする人は、すぐに電話をとってかける人に比べて、かなり多くの苦痛を感じます。なぜなら、行動に起こすことを想像して感じる苦痛は、実際の行動によって起きる苦痛よりもずっと酷いからです。先延ばしにする人は、行動による苦痛だけでなく、想像することによる苦痛も経験しなければならないのです。

ダットン:このように、例え自分に能力があったとしても、発揮されないことはたくさんあるのです。

ダットンが考える、サイコパスから学べるもの

ダットン:そもそも、一体いつから気分が乗らなければ何も出来なくなってしまったのでしょうか?

ダットン:もし今後困難な場面に出会った時、感情と行動を切り離す、つまりサイコパスがしていることが出来たら、自分の能力が今よりも発揮されるかもしれません。自分の「サイコパスのつまみ」をほんの少し高く設定して成果を挙げられたなら、そこから学べるものがあります。そうすることで、少し自信がついたり、成功に近づいたりするかもしれないのです。

以上、ダットン氏の主張でした。

ケビンダットンのオススメ書籍

ダットンの書籍は、専門的というよりも軽快で分かりやすく書かれています。
中でも読みやすさ、内容的にもこれがオススメです。

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