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納豆の旨味を最大限に引き出す方法〜究極納豆蕎麦レシピ〜

 2015/08/24  

今までの食べ方が馬鹿らしくなるほど、納豆が絶品になります!

グルタミン酸、大爆発です。

ひたすら叩け!!『たたき納豆』が究極!?

そう、包丁とまな板でひたすらたたく、それだけなんです。

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目標は、ひきわり納豆の半分の大きさです。

寄せては叩き、返しては叩きます。

ネバネバ成分のおかげで飛び散りませんから、野菜のみじん切りよりずっと楽であります。

なぜ旨いのか

『たたき納豆』はグルタミン酸を最大限に引き出しているからに他なりません。

その証拠に、醤油を垂らすだけで十分に美味しくいただけます。
普通に納豆を食べる時、ダシの効いた付属タレの方が旨く感じるのは、メーカーが

「納豆グルタミン酸」×「鰹イノシン酸」

の相乗効果を利用しているからです。

異なる旨味成分を合わせるのは、足し算ではなく掛け算的に旨味を増幅させるという効果があるのです。逆を言えば、タレの力を借りなければ旨味を発揮しきれていない、とも言えそうです。

こだわって造られた高級納豆の中には、そのまま食べて旨いものもありますが、庶民は頻繁に食べるわけにもいきません。

そんなわけで、”たたいてグルタミン酸を最大限に引き出してやろう”、というわけです。

ちなみに、『たたき納豆』の旨味は混ぜまくる食べ方より圧倒的に上であると自負しています。

おすすめ納豆

今回はセブンイレブンの国産納豆を使っています。おかめ納豆同様、超スタンダード納豆と言って良いでしょう。

もちろん、おかめ納豆でも構いません。おはよー納豆も良いですね。

金の粒は豆が柔らかすぎて、粘り腰もフワフワとして弱めなのでおすすめしません。風味も独特です。

『究極の納豆蕎麦』レシピ

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「たたき納豆」は白飯と食べても非常に美味しいのですが、汁にするとまた絶品であります。

1、納豆をたたき、出し汁と混ぜる

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今回は煮干しダシを使います。ダシは鰹でも昆布でも麺つゆを希釈したものでも構いません。

ネバネバが強烈なので、菜箸でほぐしながら出し汁をまぜます。
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こんな感じ。

ダシを取る時に味醂や砂糖を少々加えておくのも良いでしょう。

2、薬味を混ぜ、味付けをする

今回は、きゅうり・ミョウガ・長ネギを投入。
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醤油や塩で味をつけ、混ぜます。

今回は付属のタレも投入しました。

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緑が入るとバランスが良いかもしれません。

3、器に盛って完成

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夏らしくガラスの器に入れてみました。
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そのまま『納豆冷や汁』として食べても絶品。

今回は蕎麦につけていただきました。
もっと食べたい!と思ってしまうほど美味く、満足な食事でありました。

他の食材と合わせる時も『たたき納豆』がおすすめ

パスタ、蕎麦、オクラ、モロヘイヤ、長芋…どれも納豆と合わせる定番ですが、具材との馴染みが悪いと思いませんか??

特に麺類は納豆の粘りだけをまとって、粒はヌラヌラと落ちていってしまいます。

そんな時こそ『たたき納豆』です。

強烈な粘りと叩かれた納豆の粒が一体となって絡み合い、全てを引き連れて口まで運んでくれます。

最高の一体感なのです。

冬の『納豆汁』は猛烈に温まる!

味噌汁に『たたき納豆』を加えたものが納豆汁で、基本的に具はほとんど入れず、納豆の旨味を味わいます。

本場はすり鉢でするのですが、流石にそこまではできませんし、たたき納豆で十分に旨い仕上がりになります。

究極は「納豆汁+おろし生姜+長ネギ」

生姜スープでぽっかぽか♪

なんてミーハー女子が喜びそうな、ちょっとポカポカ料理とは訳が違います。

尋常じゃなく温まります。

具のない味噌汁におろし生姜とたたき納豆を加え、最後にネギを散らします。豆腐なんか加えても良いでしょう。

冬になったら画像をアップします。

ぜひ、お試しあれ。