引き続き、『林修・世界の名著』で放送された本をご紹介します。
読みたい名著に出逢えますように。
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⇒「林修・世界の名著」【全放送まとめ】
第31回「春琴抄」谷崎潤一郎(ゲスト:うかみ綾乃)
▼番組で使用されたのは新潮文庫でした
・うかみ綾乃・・・小説家
・谷崎潤一郎(1886~1965年)・・・明治末期から昭和中期にかけて執筆活動をした小説家。その作品は高い芸術性のある文章が国内外で高い評価を得ており、現在でも近代日本文学を代表する小説家として知られている。
初期は耽美主義の一派とされ、過剰なほどの女性愛やマゾヒズムなどのスキャンダラスな文脈で語られることが少なくないが、その作風や題材、文体・表現は生涯にわたって様々に変遷した。
情痴や時代風俗などのテーマを扱う通俗性と、文体や形式における芸術性を高いレベルで融和させた純文学の秀作によって世評高く、「文豪」「大谷崎」と称された。
Wikipedia
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⇒谷崎潤一郎「春琴抄」のマゾヒズムをうかみ綾乃が解き明かす
第32回「平家物語」(ゲスト:岩下尚史)
▼番組で使用されたのは岩波現代文庫でした
現代語訳 平家物語(下) (岩波現代文庫)
・岩下尚史・・・作家、伝統文化評論家、國學院大學客員教授
・作家は不明。諸説あり。
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⇒岩下尚史「平家物語」から読み解く「人の運命」と生きかた
第33回「坊っちゃん」夏目漱石(ゲスト:高嶋ちさ子)
▼番組で使用されたのは新潮文庫でした
・高嶋ちさ子・・・ヴァイオリニスト
・夏目漱石(1867~1916年)・・・明治の文豪として多くの人に知られる小説家、評論家、英文学者。1889年に正岡子規と出合い俳句を学び、1893年にイギリスへ留学。帰国後の1903年に現在の東京都文京区へ転入し大学の講師を務めるが、自らが叱った生徒の自殺などにより神経衰弱となる。その頃、高浜虚子の奨めで精神回復のため執筆活動を始め、処女作「吾輩は猫である」を書き上げ好評を博す。これが後の作家としての活動へとつながっていった。
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⇒夏目漱石「坊っちゃん」と高嶋ちさ子の素直さに共通点?
第34回「ゴッドファーザー」マリオ・ブーヅォ(ゲスト:立川志らく)
▼番組で使用されたのは早川書房
ゴッドファーザー〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
・立川志らく[新間一弘(しんまかずひろ)]・・・江戸落語・立川一門の落語家。東京都世田谷区出身。映画が好きで伝統的な落語のみならずシネマ落語を行ったり、映画監督、映画評論家としても幅広く活動している。
・マリオ・プーヅォ(1920~1999年)・・・アメリカの小説家、映画脚本家。アメリカのコミック「スーパーマン」の映画脚本にも参加している。
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⇒マリオ・プーヅォ「ゴッドファーザー」は今の時代に起こりうるのか?~立川志らく
第35回「天と地と」海音寺潮五郎(ゲスト:本郷和人)
▼番組で使用されたのは文春文庫でした
天と地と 中 (文春文庫)
天と地と 下 (文春文庫)
・本郷和人・・・歴史学者、東京大学教授。専門は日本中世史。歴史ゲームや歴史アニメ、大河ドラマなどの時代考証にも携わっている。
・海音寺潮五郎(1901~1977年)・・・鹿児島県出身の小説家、作家。第3回直木賞の受賞を「魅力を感じない」として辞退しているが、第39回からは選考委員を務め、司馬遼太郎を高く評価し受賞へと導いた。緻密に記された作品は評価が高く、時代史としての価値も高い。現在でも多くのドラマや映画に作品が使用されている。
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⇒下克上の時代を学び、現代と向き合う「天と地と」海音寺潮五郎~本郷和人
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⇒BS「林修・世界の名著」【全放送まとめ】