引き続き、『林修・世界の名著』で放送された本をご紹介します。
読みたい名著に出逢えますように。
【全放送の一覧はこちら】
⇒「林修・世界の名著」【全放送まとめ】
第26回「幸福な王子」オスカー・ワイルド(ゲスト:干場義雅)
番組使用は新潮文庫でした。
・干場義雅はファッションディレクターで雑誌編集長。
・オスカー・ワイルド(1854~1900年)はアイルランド出身。19世紀末の文学界を牽引した詩人、作家、劇作家。
番組まとめ記事はこちら⇒究極の愛とは何か?干場義雅「幸福な王子」オスカー・ワイルド
第27回「マルテの手記」リルケ(ゲスト:平野啓一郎)
番組使用は新潮文庫でした。
・平野啓一郎は小説家。1998年に史上最年少で芥川賞を受賞した。
・ライナー・マリア・リルケ(1875-1926年)はオーストリアの詩人。
番組まとめ記事はこちら⇒「分からないことの尊さ」を学ぶ。平野啓一郎「マルテの手記」リルテ
第28回「地底旅行」ヴェルヌ(ゲスト:崔洋一)
番組では角川文庫のこちら。
⇒地底旅行 (創元SF文庫)(Kindle版はこちらがおすすめ)
「地底旅行」ヴェルヌ、簡単解説
・崔洋一は映画監督。
・ジュール・ヴェルヌ(1828~1905年)はフランスの小説家。「SFの父」と呼ばれ、源流的作品を数多く残す。
番組内容が本のネタバレばかりで、考え方に関する対話が少なかったので割愛。
子ども向け和訳を読んだことがある人も多いのでは?
伏線と回収に頼り過ぎず、大切な部分を残して壮大なスケールで描いている、という感じの作品です。近代の作品とはまた違う良さに溢れているので、SF好きな人は特に一読の価値有り。「十五少年漂流記」や「八十日間世界一周」など面白い名作がたくさんあります。
さて、毎週お決まり、番組最後に放送される”本をあらわすひと言”が良かったので、それだけ書き留めておきます。
『図南の翼』崔洋一。
『荘子』に出てくる言葉。(”となんのそう”と読む)
これに対して林修のアンサー。
⇒十五少年漂流記 〔完訳決定版〕 (創元SF文庫)(AMAZON)
⇒八十日間世界一周 (岩波文庫)(AMAZON)
第29回「供述によるとペレイラは…」アントニオ・タブッキ(ゲスト:いとうせいこう)
番組で使用された本はこれ↓
・いとうせいこう・・・作家・クリエイター
・アントニオ・タブッキ・・・イタリアの作家
放送内容まとめ記事⇒「供述によるとペレイラは…」アントニオ・タブッキ
第30回「かもめ」チェーホフ(ゲスト:宮田慶子)
番組で使用された本はこれ↓
・宮田慶子・・・演出家。新国立劇場の芸術監督も務めている。
・アントン・チェーホフ(1860~1904年)・・・ロシアを代表する作家。劇作家。
本について番組解説の引用です。
チェーホフの代表的な戯曲である「かもめ」。19世紀末のロシアを舞台に、2組のカップルが複雑に絡みあう恋愛模様を描いている。(ベテラン女優とその愛人の作家、その女優の息子と女優を夢見る娘)
近代演劇の記念碑的作品とされる名著である。
補足:『ワーニャ伯父さん』、『三人姉妹』、『桜の園』とともにチェーホフの四大戯曲と呼ばれる名作です。
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