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深夜でも食べたくなる・・・ラーメンが美味しそうな映画を100本観た感想まとめ

 2015/07/17  

食べたくなるから危険!!でも、つい観ちゃうラーメン物語。

放送中の”ラーメン大好き小泉さん”が早くも最終回です。ぶっちゃけ、ストーリーがあんなに面白くないのに観れちゃうんだから、ラーメンの映像力って凄いです。
視聴者にラーメンの喜びを思い出させます。想像させます。

スープの香り・麺のノド越し・熱さ・スピード感・唇にまとわりつく油の感じ…

ラーメン映画を観る人は、食べたくなりたいんですよね。ラーメン。
きっと悪いこと、したいんです。

ラーメン映画業界は、”ストーリーはさておき”的な作品がとっても多いです。
きちんと調べないと、当たり外れは大きい。

ということで、私が観た中で印象に残った作品だけを紹介します。

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デブへの誘惑、深夜に見てはいけないラーメン映画3本

「タンポポ」1985年公開/伊丹十三監督


ラーメン映画といえば、まずはこれ、という程有名な映画。

主演は山崎努。ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」で「青島製作所の会長」を演じていました。
若かりし頃の渡辺謙や役所広司、宮本信子、安岡力也が脇を固めます。

【ストーリー】美味しくないラーメン店を営む1人の女が、主人公ら男たちと出会います。彼らの力を借りながら、行列の出来る美味いラーメン屋を目指していく…というもの。扱うのは”醤油ラーメン”。超スタンダードな見た目のやつである。

なお、本編とは関係のない「食に関するストーリー」が途中に何度も出てくるのが謎。最後に本編と話が繋がると思って観ていたら、完全放置のまま映画は終わってしまいました。サイドストーリーは独特の不思議な雰囲気が漂っており、個人的には嫌いじゃないです。

作品の雰囲気としては、昔の映画によくあるクスっと笑えるシーンと、軽快なテンポが所々に感じられ、どちらかといえば明るい…かな。本編の物語はごく普通。ただし、先述した”サイドストーリー”の効果もあってか、見終わると妙な気持ちになる不思議な映画。私は面白かった。

なお、この映画は当時の日本ではマニアックなファンにしか受けず、国外の反響の方が大きかったとのこと。
アメリカでの興行成績は”邦画部門 第二位”(Wikipediaより)
この後紹介するアメリカ映画「ラーメンガール」に山崎努が出演しているのも納得です。

「ラーメンガール」(アメリカ)2009年公開/ロバート・アラン・アッカーマン監督


主演はブリタニー・マーフィ。有名な出演作は「17歳のカルテ」。でしょうか。

【ストーリー】アメリカから日本に来た若い女性は、仕事が長続きしない性格で、恋もうまくいかず、1人で悲しみに明け暮れる。そんな彼女が日本のラーメンに惹かれ、厳しい店に弟子入りし、ラーメンの技術を学びながら人間として成長していく物語。

ラーメン店の店主には西田敏行、おかみさんに余貴美子、後半には「タンポポ」の山崎努が出演。出てくるラーメンは「普通の醤油ラーメン」

”外国から観た日本”という視点で描かれている印象で、「主人公に”日本の心”が響く」というシーンが何度もあるが、日本人が観るには物足りないかもしれない。感動のツボの違いを感じさせられた。(アメリカ人の心にも響かないのかもしれないが…)。

ただ、日本の俳優陣もしっかりとしたキャストで固められているため、雰囲気がきちんと出ているシーンはいくつもあり、観やすい映画となっている。アメリカ映画とはいえ、スタッフの98%が日本人だった(Wikipediaより)ということが、見やすさにつながっているのだろうか。

お世辞にも”面白い!”とは言えないが、酷評するほどでもない。
内容がスカスカなので、”隙のない優秀な作品”が好きな人にはオススメしない。
”小泉さん”が見れる人は見れると思います。

「南極料理人」2009年/沖田修一監督


堺雅人主演。物語にラーメンは直接関係ない。タイトルの通り、主人公が作る美味しそうな料理の1つとしてラーメンが出てきます。作るのは「普通の醤油ラーメン」

【ストーリー】主人公が南極観察隊の”料理担当”として、閉ざされた地で奮闘します。個性あるキャラクターの仲間たちが周囲を固め、全体的にコミカル。ストーリー性のある映画というよりは、南極観察隊の日常にスポットを当てており、何気ないやりとりや、雰囲気を楽しむ映画

南極にいるのは全て男性のため、男ばかりのシーンが多いが、その割に男臭さはあまり無い。堺雅人が持つ独特の”清潔感”が帳消しにしているのだろうか、とても見やすくなっている。

映画に出てくる料理がとにかく美味しそうなのだが、それもそのはず。人気料理研究家の「飯島奈美」さんが作っています。飯島さんの代表作は”パスコのCM”、”かもめ食堂”、”ごちそうさん”、”深夜食堂”、”のんちゃんのり弁”など、今や大人気。

近年、’お洒落な雰囲気だけが売り’で、見ているのが苦しい映画が多く、これもその類かなあ、と最初はあまり期待していませんでした。そんな私でも楽しめたので、きっとたくさんの人が観やすい作品だと思います。

独特の雰囲気を持つ作品2本

想像を下まわった映画「ラーメン侍」

出てくるのはとんこつラーメン。舞台は福岡県久留米。渡辺謙の息子、渡辺大が主役ということ、レビューでの評価がそれほど悪くなかったことで少し期待しましたが……。

ストーリー、雰囲気、テンポ、映像、どれをとっても標準以下で、よくあるローカル・ご当地映画の域を出ません。観れないことはないけど、お世辞にも面白いとは言えず、この類の映画を平気で観れる人、よほどラーメン映像を見たい人、久留米を愛する人は観ればいいと思います。

観るに耐えなかった映画「猫ラーメン大将」


「猫ラーメン」という4コマ漫画の実写版映画化作品。THE 変な映画。敢えてふざけて適当に作ったとしか思えない安っぽさ、ある意味個性的。なぜか黒沢年雄が出ています。あれこれ調べると、アニメも放送されており、そこそこ人気のある漫画なのでしょう。この漫画のファンなら観てみるのも良いと思いますが、そうでなければオススメしません。