お洒落っぽいし、家にあるから手軽だし・・・と思って缶で育てたハーブ・・・。
根がはってくると窮屈になって成長が止まってしまうので植え替えが必要です。割り箸などの棒を刺して周囲をぐるっと・・・と思っても、根がびっしり張った状態だと難しい（小さいうちならまだ大丈夫ですが）。根を傷つけてしまったら、その後の成長の妨げにもなります。
「こんなことなら最初から鉢に植えればよかった・・・」と私は後悔しましたが、そんなことも言ってられません。色々と試した中で１番キレイに植え替えできた方法をご紹介します。
空き缶で育てたハーブを植え替える方法
今回はレモンバームを植え替えます。
【用意するもの】
- 缶切り
- プランター、鉢など
- 土（培養土）
- 肥料（必要であれば）
いらない缶切りがなければ、100均などに売っています。
食べ物を植えている土なので、普段使っている缶切りでも使用後にきちんと洗えば問題ありませんが、気になる人は別で用意して下さい。
１、缶の底を切り取る
缶切りを使い、缶の底を１周グルっと切り取ります。
２、土を上から下に指で押す
いよいよ取り出すわけですが、土を指で押すという原始的な方法が一番です。ハーブを傷つけないように下から上に押したくなりますが、上から下をおすすめします。
理由は、缶の上蓋（を切り取った後）が内側に飛び出ているから。根がビッシリはった状態だと、ここに引っかかってスポっと取り出せません。
▼これです。
葉っぱが缶の中を通るので傷つくんじゃないかと心配になるかもしれませんが、レモンバームがこれだけ茂っていても（１つ前の写真）缶の中へスルっと入るのでキレイに出てきてくれます。
押すときは以外と力がいりますが、ギュッギュッと押して何センチか出てしまえば後はスムーズに取り出せます。
葉っぱを一枚も傷つけずに取り出すことに成功しました。
▼根がビッシリ
３、鉢やプランターに植える
一回り大きな鉢に植え替えると、勢いよく成長し始めます。栄養不足を防ぎ、色鮮やか＆立派に成長させるために、植え替えてからあまり時間をおかずに軽く追肥することをおすすめします（元肥入りの培養土を使うならとりあえずはいらない）。
ふだん液肥を使っている場合は、いつものペースで液肥を使用して下さい。
◆固形肥料の場合◆
植え替えた後は根の成長が早いので、肥料焼けを防ぐためできるだけ根から遠い位置に肥料を施して下さい。
底が深いプランターの場合、鉢底の土に少量を混ぜて与えても大丈夫（でした）。横に広いプランターや鉢の場合は植え替えた後に土の表面（プランターの端）に少量パラっと撒きたっぷり水を与えます。
▼植え替え直後のレモンバーム
今回は空きプランターがなかったので、「プラかご」に不織布を敷いて土漏れを防ぎました。
ちょっと（かなり）ダサいですが、またそのうち植え替えます。でもこれ、横に穴が開いているので、土が蒸れなくて意外と良いんですよ。
レモンバームはシソ科でよく育つので、土は２．５リットルくらい使用。パセリ（セリ科）なら１リットルぐらいの追加でもしばらくは大丈夫。モサモサに茂ってくれます。
▼パセリも同様に缶から植え替えました
無理やり掘り出したり、根っこが切れてしまうとその後の育成が鈍ってしまいます（できないこともないですが、逆に手入れが面倒になる）。
キレイに植え替えると後が楽なので、時間を作って植え替えてあげて下さい(^^)
ちょっとした栽培におすすめの肥料＆土
近くにホームセンターがない場合はネットショップが便利です。
水でふくらむ野菜の土
とてもコンパクトで、保管に便利な「水でふくらむ土」。４ブロックにわかれているので、使いたい分だけ使用することができます。（3.7リットル×４個）
ココヤシの繊維を原料に使っているので、とても軽くて土が混ぜやすく清潔。初心者や小さな栽培をする人に向いています。吸水・排水に優れており、水やりの加減がとっても楽な扱いやすい土です。使用後は燃えるゴミに出しても、新しい土などとブレンドして再利用してもOK。
小さめのプランターで少しずつ栽培したい人におすすめです。
化成肥料「マイガーデン ベジフル」
プランター菜園なら、有機肥料よりも虫の集まりにくい化成肥料をおすすめします。固形肥料なら３週間～１ヶ月に１度、パラっと蒔くだけで良いのでとっても楽。葉をキレイな色に保ってくれます。
▲元肥にも追肥にも使えて、肥料焼けを起こしにくい固形肥料です。私はこれを使って、ラディッシュやカブなどの根菜も美味しくキレイにできました。
▼家で育てた子カブ
プランターならほんの少ししか使わないので、これ一つあればかなり長持ちします。一つ持っておくならおすすめです。
液体肥料「ハイポネックス」
水耕栽培などをする予定がある人の場合、一つもっておくなら液体肥料の方が良いと思います。２週に１度くらい、ボトルの表示通りかそれ以上に薄めて与えるだけです（葉につかないように）。
かなり薄めて使うので、１本あれば相当長持ちします。
▼私はラディッシュのパーライト栽培で使用しました。
根菜、葉菜、ハーブ、花など色々と使えて便利です。
AMAZONは大容量だとお得。