パセリは長期間収穫ができるので、1株だけでも植えているといつでも便利に利用することができます。
- とにかく簡単!
- 旬は春~秋(上手くやれば通年いける)
- 和名はオランダ芹。セリ科の2年草
- ビタミン・ミネラルなどの栄養が実は強烈にすごい
- 乾燥パセリとはひと味もふた味も違う美味しさにハマる
など、良いところだらけなのです。
▼いつものトマトが何倍も美味しくなる!
外食の添え物や、乾燥パセリじゃ出せない香りを楽しむことができます。
パセリの栄養は本当にいっぱいで、ビタミンA (βカロチン)、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC などのビタミン類、カルシウム、マグネシウム、鉄などなど。とにかく「ミネラル」が野菜の中でも屈指、トップクラスで、他にも食物繊維、葉緑素、カリウムまで含まれています。
具体的な健康効果としては、疲労回復、食中毒予防、口臭予防、食欲増進効果があります。
今回はちょっと調子に乗って、お洒落っぽく「空き缶」を使って種から育ててみました。
種まきから発芽まで
パセリは発芽に時間がかかる
パセリは発芽に時間がかかるので、苗を買ってきた方がスムーズに栽培できます。
今回は春になる前に「植えよう!」と思い立ったので種から育てました。
種から育てる場合は、土の浅いところにパラっとまいて、発芽まで乾燥しないように水やりを続けるだけです。多めにまいて、後から間引きます。
パセリは半日陰で、水やりは適湿を心がけましょう
パセリは水をやりすぎると根腐れを起こしますし、日が強すぎたり水不足でもパサパサで硬くになってしまいます。発芽後は土が乾いたらたっぷり水を与えて成長を促進します。
適湿&適切な日光を心がければ、柔らかくて美味しいパセリに成長してくれます。
パセリ成長の様子
▼2/23種まき。色々と植えました。
まだ気温が低いので、ビニールハウスもどきにして、室内の日当たりの良い場所で発芽を待ちます(パセリは好光性種子なので日光が必要です)。
▼切り込みを入れた袋を被せただけ。乾燥を防ぐので、水やりの回数を減らせる。
しかし、待てども暮らせども発芽しません。
ベビーリーフと二十日大根はとっくに発芽しています。
根気よく、たまーに水やりをして待つこと3週間・・・
▼3/15やっと双葉が!
日中だけ気温が上がり始めたのが良かったのでしょうか。やっと発芽しました。
暖かくなってから春に種まきすれば10日ほどで発芽するはずなので、早く種まきした意味はあまりありませんでした・・・。
発芽から成長、そして植え替えまで
まだまだ成長はゆっくりです。4月に入ってからは、日当たりの良いベランダに出しました。
▼4/3の様子。発芽から2週間でこれだけ・・・。
まだ気温が低いので(東京です)、なかなか成長してくれません。
さすがに缶ひとつで5株は多すぎるので、2つ引っこ抜いて3株にしました。
カジってみると、既にパセリの良い香りが~。若い葉は爽やかで美味しいです。
▼5/5の様子。発芽から2ヶ月弱。
気温が少し上がり、やっと成長を見せ始めました。
ここで1株減らして2株にします。パセリは植え替えを嫌うため、間引いた根は残念ですがここでお陀仏です(ちゃんと植え替えればできなくはないです)。
最初に元肥を与えただけで、今のところ追肥はしていません。
▼6/4の様子。発芽から3ヶ月弱。
気温が上がりグングン成長していたのですが、葉の枚数が少ないのに2枚ほど収穫して食べてしまいました(成長促進するためには、本当はダメ!)。なのでスカスカ感があります・・・。
さらにここ数日、天気も良いのに成長が止まっています。根が窮屈だと考えられますし、缶も汚い(´・ω・`)ので、この辺で植え替えようと思います。汚すぎて全然お洒落じゃない(笑)
しかし、こんなに早く成長が止まるとは思いませんでした。
植え替えとその後の成長
缶からの植え替えはものすごーく面倒なので、あまり缶栽培はおすすめしません・・・。
缶切りで底を抜き取り、上から下に向かって(パセリの生えている方から)ギュッギュッと土を底の方へ押して取り出します。葉っぱはうまい具合に缶の中へ入り、スルっと通り抜けてくれます。
底から上に押したくなりますが、缶の上部は内側に少し飛び出ています。根がびっしり張った状態だと引っかかって抜けません。
▼レモンバームの缶栽培を植え替えた時の写真・・・
パセリの写真を撮りそこねたのですが、そこそこしっかり根がはっていました。
パセリは大きな鉢に植えなくても良い
パセリは大きなプランターを使わなくてもモコモコと育ってくれます。食べて消費しながら育成するなら、缶の2~3倍の容積がある鉢で十分です。
今回は1リットルほどの土を追加で使用しました。
▼植え替えて3日後のパセリ
早くもニョキニョキと伸び始めました。植え替えた時に、根から遠い位置に化成肥料をパラパラっと追肥しました(2つまみぐらい)。
次第にモコモコと茂ってくれるはずです。もう少し葉が増えたら食べ始め、このまま長期間楽しみたいと思います。
パセリを使って「パセリ風呂」をやってみたい!
パセリを育てた目的ですが、食べるのはもちろんのこと「パセリ風呂が肌に良いらしい」という噂を聞きつけて、やってみたくなったから・・・。
他のハーブを使ったお風呂はネット上にも情報がたくさんあるのですが、パセリ風呂に関してはほとんどないので、実践してやろーじゃない!というわけです。
たくさん生えたら実践してみようと思います。
ちょっとした栽培におすすめの肥料&土
近くにホームセンターがない場合はネットショップが便利です。
水でふくらむ野菜の土
とてもコンパクトで、保管に便利な「水でふくらむ土」。4ブロックにわかれているので、使いたい分だけ使用することができます。(3.7リットル×4個)
ココヤシの繊維を原料に使っているので、とても軽くて土が混ぜやすく清潔。初心者や小さな栽培をする人に向いています。吸水・排水に優れており、水やりの加減がとっても楽な扱いやすい土です。使用後は燃えるゴミに出しても、新しい土などとブレンドして再利用してもOK。
小さめのプランターで少しずつ栽培したい人におすすめです。
化成肥料「マイガーデン ベジフル」
プランター菜園なら、有機肥料よりも虫の集まりにくい化成肥料をおすすめします。固形肥料なら3週間~1ヶ月に1度、パラっと蒔くだけで良いのでとっても楽。葉をキレイな色に保ってくれます。
▲元肥にも追肥にも使えて、肥料焼けを起こしにくい固形肥料です。私はこれを使って、ラディッシュやカブなどの根菜も美味しくキレイにできました。
▼家で育てた子カブ
プランターならほんの少ししか使わないので、これ一つあればかなり長持ちします。一つ持っておくならおすすめです。
液体肥料「ハイポネックス」
水耕栽培などをする予定がある人の場合、一つもっておくなら液体肥料の方が良いと思います。2週に1度くらい、ボトルの表示通りかそれ以上に薄めて与えるだけです(葉につかないように)。
かなり薄めて使うので、1本あれば相当長持ちします。
▼私はラディッシュのパーライト栽培で使用しました。
根菜、葉菜、ハーブ、花など色々と使えて便利です。
AMAZONは大容量だとお得。