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不安は「未来」「過去」からやってくる。複雑な大人が純粋な子どもを見習ってわかること。

 2015/12/07  


「将来のために◯◯しなさい」

子どもの頃によく聞いた言葉ですが、大人になってこんなことを思うようになりました。

この考え方・・・

本当に合っている?

なんかちょっと違う気がしませんか?

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不安になる子どもの心理

21150 / Pixabay


「漫画じゃなく本を読みなさい」

でも、そういう母親が本なんて読まずにテレビを見ているという矛盾。よくある話です。「野菜を食べなさい」と母が言うけど、父親だって食べません。

こういう話の時、心理学者や教育学者が

子どもは「不安」を感じるから食べないんだ

なんて言いますよね。ではなぜ子どもは不安になるのでしょうか?

今回はその辺を突き詰めて考えることで、不安に打ち勝つ方法はないのか?を考えていきます。

子どもはいつも「今」見ている

子どもが親に注意されている時、見ているのは何だと思いますか?

野菜ですか?
テレビですか?
本ですか?
おもちゃですか?

注意している母親です

でも、子どもは母親が「未来」ばかりを見て「今」を行動しないとの頭の中が混乱してしまいます。

例えば最初に書いた「将来のために◯◯しなさい」という言葉。これは母親が未来を見ていることになります。でも、現実の母親はその行動を起こしていません。その母親の姿しか見ていない子どもは、意味が分からず不安になってしまう。ということです。

それでも幼い子どもは母の教えは生きる術であると信じ、できる限り従おうと必死に頑張ります。母に従うこともまた動物としての本能だからです。本当、子どもって健気ですよね。

母親が「今」を見れば不安は軽減される

子どもが嫌がることを克服する一番の方法は、何を不安に思い、何を求めているのかを理解してあげること。「未来」ではなく「今」を見て子どもに接することだと言います。

それを考えなければ本当の意味で不安は解消されません。下手するとトラウマです。無理やり言うことを聞かせて「頑張ってるね!お利口さん!エラい!」とか言っている場合ではないのです。子どもは心の奥で苦笑いしているかもしれません。

大人と子どもの不安になる心理は一緒

Unsplash / Pixabay


実は子どもが感じる不安は大人にも起こっています。しかも、日常的に。誰もが経験したことがあるはずです。

  • 未来と現実とのギャップ
  • 上司が支離滅裂だという不安や不満
  • 軽い病気でも死を想像してしまう恐怖

仕事、家庭、人生、そして死。

不安になる対象は違えど、その心理は同じことですよね。何度も言いますが、「未来」や「過去」を見ることで私達の精神は不安定になるようにできています

では、どうしたら大人の不安は解決されるのでしょうか?
その答えは子どもが既に教えてくれているはずです。

今の自分をきちんと見ることでしか解決されない

そう、母親がするべきことと同じことです。

夢を見るのは悪いことか?

未来を考えれば不安になるのなら、夢を見るのは悪いことでしょうか?

夢を持つのは良いことだと言う人もいる。
夢を語る奴は現実を見ていないバカだと言う人もいる。

さて、どうなのでしょうか。

夢を見るならきちんと今も見ること

確かに夢には今を動かすための力があります。プラスの思考で何かしらの行動に移せるのならばそれは素晴らしいことです。

しかしプラスの気持ちになったことに満足して「今」を手抜きしてしまったら、それがギャップとなり不安と後悔を生み出します。逆に今を動かし続けられる人は、夢へ近づきやすくなります。

現実を見るなら、現実の「自分」を見ること

「現実を見ろ」という人に起こりがちな問題は「常識を見ろ」「世の中を見ろ」という意味で言葉を使ってしまいがちなところにあります。

確かに「今」を見ることは大切ですが「世の中の現実(常識)」ばかりを見ていると「今の自分」との間にギャップが生まれ、不安を助長する恐れがあります。言葉には気をつけなければいけません。

どちらにしろ、成功者に共通するのは「現実の自分」をきちんと見つめていることです。

現代人は他人の世界を生きすぎている

JESHOOTS / Pixabay


現代はパソコン、スマホ、ゲーム、本、映画など、現実の自分から意識を外せるもので溢れています。

意外と自覚がない人が多いのですが、上記に挙げたものは全て「他人の作った時間」を過ごすこと、つまり他人への依存状態に繋がりやすいため、あまり多く接しすぎると「自分」を見失う危険を伴います。ほどほどが大切です。

「時間」を決めて、敢えて意識をそらす効果

たまには意識的に別の世界を見るのも重要なことです。「今」を見続けるということは体力を消耗しますから、リフレッシュ効果も大いに活用すべきだと思います。

ただし気をつけたいのはその「質」と「時間」です。

意識をそらす時間は有限でなければいけません

そうしなければ、今の自分を見つめる時間を確保できなくなってしまうからです。特にインターネットは質の軽い情報が多く、満足度が低いものに出会う確率も高いです。それなのに手軽であることから、次から次へと情報への欲求を増幅させてしまいます。

リフレッシュのつもりが精神を消耗しては本末転倒です。

不安になりやすい人は、他人の時間に触れる時間は「有限」にしたほうが健全でいられることを意識して、質の良いものに接することが大切です。

まとめ

もし不安になりそうだったら、自分の意識がどこにあるのか、客観的に考えてみてください。
自分が見ているのは「未来」か「過去」か、それとも「他人」なのか。

今を見るのは恐いことではありません。
他人や未来を見るから今が恐いだけです。

情報もほどほどに。

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